徒然読書日記「本所深川ふしぎ草紙 宮部みゆき著」

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深川七不思議を元に江戸の町人たちの事件話でございます。
前回読んだ宮部本の「初ものがたり」の主人公、回向院の茂吉が解決はしていくけど、今回は目線は茂吉目線ではなく、短編それぞれに登場する女中さんや、自活系女子らがメイン。
若いから恋をすれども、結婚は政略系が当たり前の江戸時代だから、わきまえながら日々労働しているけながな江戸女子たちの生活が何だか現代の天然女恋愛もんを読むより面白いねー。
生きていくのに精いっぱいで、ものすごく、現実的でシビアな江戸女子は、多分、現代女子の根底にもしっかりと受け継がれてはいるんだろうけど、それをいかに隠して計算しつくした天然ちゃんを演じる女っていうのを見ると、今の女子たちは進化しているんかも??
まぁ、それもお顔がかわいい女子限定のお話ですけれどもが。
あ、でも、働いていない箱入り女子たちも登場してくるけど、その子たちはそれはそれで何も知らない天然ちゃんだったけどね。
殺人ミステリー絡みの話だけど、頑張って生活している若い江戸女子たちと、ちょっと下衆的江戸男たちのコントラストがなかなかのもんでございました。
回向院の茂吉の鮮やかな推理力は、短編の最後にパパっと出てくるんだけど、そういうことねーーと、毎回びっくりさせられるよ、ほんま。
茂吉さんの女子たちに対するアフターフォローもなかなかのもんでございました。
今回も江戸下町ワールドを堪能させてもらいましたわぁ。
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